睡眠負債

「睡眠負債」って言葉をご存知でしょうか?

先日NHKの番組でも取り上げられた「睡眠負債」は、毎日のわずかな睡眠不足が負債のように蓄積された状態を言い、眠気などの症状に乏しく、自覚が難しい潜在的な睡眠不足を指します。

海外の研究者によって名付けられ、睡眠研究の分野で世界的に用いられるようになり、最近では日本でも話題のキーワードとして、あちこちのメディアで取り上げられています。

1日6時間程度の睡眠が取れている人でも、睡眠負債の影響で脳のパフォーマンスが低下したり、がんや認知症などの病気のリスクが高まったりする可能性が指摘されています。

目安として、遮光した場所(暗室など)で時間を気にせず就寝し、睡眠時間が通常より2時間以上長くなった場合は睡眠負債を抱えている可能性が高いとされます。

改善には、平日の睡眠時間を現状より少し増やし、休日も寝だめをせず同じ睡眠時間を維持することが有効とされるのです。

日本人は諸外国の人と比べ睡眠時間が少ない傾向にあり、それと比例してがんなどの疾患が増えている報告も出てきています。

睡眠は質と量のバランスがとても重要ですし、日中の過ごし方(社会人であれば働き方)も大きく左右します。

すこやかに日々を送りたいならば、睡眠にも意識することが必要なのです。


すこやか生活研究所 ~Relax&Smile~

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